03/10/2006 カミヨミ五巻の感想は書きませんが(もう散々書いたので)読み直しても読み直しても楽しくて楽しくて堪らないです。やはり五巻でまとめて読むと月刊で読んでいたときとは違う印象があります。なるほど、こうなるのかぁって色々伏線とかの意味を知ったりできました。 にしても瑠璃男パパと義経は堪らないよぅ。 かっこいいとかじゃなくて、個人的な大好きキャラゾーンにドンピシャな人々なんです。 読む用と保存用と貸し出し用に三冊買おうかな。……って、おいおい。 以下『原作シリーズ』で書くには短すぎる掌編です。 一、 どサドの瑠璃ママといじめられっ子の瑠璃パパ GF1鼻血が似合うキャラとして瑠璃男パパを推したいんですが……ね……。 相馬さん家ではきっといろいろ苛め道具があったんだろうなーと。 縄とか蝋燭とか完備ですよ(まあ蝋燭は普通の家にもあるでしょうが)。 鬼嫁にびくびくしたりさ……上目遣いで許しを請ったりさ……偶に反抗的に鼻血を拭いたり…………妄想が止まりません。 +*+*+*+ ある夜。 「……そういえば、貴方」 「はっ、は、はい」 「怒ってませんよ、何も」 「………………いや、な、なんだ?」 ママのにっこり笑顔にビビリつつも尋ねるパパ。 「瑠璃男が最近好き嫌いが多くて困っているのです。貴方からも、注意して下さいませんか?」 「好き嫌い?」 「ええ。 あの子、野菜が嫌いみたいなのです。南瓜も茄子も嫌いって。 ……まあ、私も、どうしても嫌いな食べ物はあるのですけれどね……」 ふふ、と瑠璃男ママが微笑む。それにつられて、パパもわずかに微笑んだ。 「そうだな。 俺も、納豆はいまだに食べれないんだ」 「確かに、あれは西の方には難しい味ですからね」 翌朝。 「瑠璃男っ。駄目でしょう、残しちゃ」 「やだやだやだぁぁっ。嫌いなんだもん。苦いんだもん。美味しくないんだもんっ」 「我侭言うんじゃありませんっ。 貴方も、おっしゃって下さい」 「うっ……え、え、ええ、ああ……。る、瑠璃男、好き嫌いは……良くないぞ」 「だってー。茄子も南瓜も納豆も俺嫌いだよー」 「駄目ですよ。 残さず、全部食べるんですよ。 好き嫌いは許しませんからね。 ……ねえ、貴方?」 二、 義経と義高 自由奔放で我侭で自分勝手で息子の義高激ラブな義経なんていいなー。 「義高、どこ行ってたんだよっ」 「現世が盆でしたので、所用で……。父上こそ各地で呼ばれていてお忙しいのではないのですか?」 「んなもん、断ったよ。 俺に無断で出歩くんじゃねえ」 「無断って……父上が先に出かけておられたので行っただけですよ」 「知るかっ! こんなに心配かけやがって……おめぇ、もう、絶対許さねぇ!」 |