うれしいこと   
16/08/2006


 夏の祭典には行けませんでしたが(…………熱い涙が止まらない……)、あるところに検索にをお願いしたら『八俣八雲×日明蘭』でヒットしました。
 嬉しい! なんかとてつもなく嬉しい!
 こういう嬉しいときは素麺を食べます。てか素麺はいつでも食べるんですが、お中元に頂いた高級素麺を食べるのです。今日はあごだしで長崎風にしよう!


 零武隊はきっと日本各地を飛び回っていて、お土産発掘には余念がないと思います。
 『各地の旨い物なら任せろ!』
 と、日明大佐は菊理のために日本各地旨い物図鑑(零武隊作)を片手に開いて夏休みの予定とか決めてそう。
 大佐は目に入れても痛くない嫁のために一生懸命気を使ってくれるんですが、それがことごとくポイントを外してくれるといいなー。
 そして天馬が『……菊理、本当に御免』とか深々と頭を垂れて謝るんだけれど、『大佐が私のためにして下さったこと、どうしてそんな謝るのですか? 本当に嬉しいのですよ』とか言ってくれるの。菊理姫の海よりも深い愛情が好きです。

 水着を買ってあげるけど、つい帝月とお揃いのを買ってしまう。近円寺邸について二人に手渡した瞬間に、菊理が一瞬困った顔をして、帝月が思い切り頬を引き攣らせて、やっぱまずかったかも……と思います。でも後悔先に立たずな大佐なので、そのままごり押しで渡してしまう。(大佐があまりに哀れで)文句の言えない二人に代わって、婚約者と従者が声を上げます。
「帝月は男でしょうが―――っ!」
「坊ちゃんに何着せようとしとんねんっ」
「……綺麗だったから、いいと思ったのだが」
とちょっと弱腰。
「良いわけあるかいな。普通に考えても無理や。女モンじゃ坊ちゃまの美しい肢体を隠しすぎてあかん。臍は最大のポイントや」
「……いやそういうマニアな萌えは知らんが、普通に男が女性の水着を着ていたら引きますよ。
 そうじゃなくても帝月は女性らしいんです。
 警視総監殿の類と同じと思われて、海辺で変なのにつかまったらどうするんですか」
「んなっ! 臍萌えを語らんとは男が廃るで。
 とにかく女のなんか絶対反対や」
始めのうちは分が悪くて大佐も黙って聞いていますが、息子や使用人に詰られて低い沸点に一気に到達。
 ばんっ、と膝を立てて思い切り畳を蹴りつける。
 音に吃驚した子供たちが固まる中、刀を抜きつつ叫びます。
「五月蠅い五月蠅いウルサァ―――いっ!
 お前ら二人も女の水着をきればいいだろがっ(←何もよくない)。
 それで文句があるかっ!
 明日は水着買って海に行くからな。
 絶対行くからな!」
もはや我侭の域ですが、不気味に光る白刃が怖くて誰も文句が言えない。
 まあ翌日ちょこっと反省した大佐は、朝早くから全員連れて行って水着を買い(勿論帝月にも)、海に行くのでした。




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