12月号綴り


 12月号です。
 おうぅっ、気づけば24日じゃないですか。クリスマスが一ヵ月後だ。しまった。感想を書こうと思っている間に色々事件がありすぎです。

 やったー冬だー! 雪よふれー! 電車よ止まれー!
 ……なんて思っても我が家の最寄り駅の私鉄は優秀というか頑張りやさんなので私が知る限り雪で止まったことはないのですが、雪はともかく真夏の夜に真っ裸で放置された八俣八雲氏(職業警視総監・属性犯罪者・別名マヒトツノモノ)がどうなった気になって気になって小躍りしつつGFを購入に行ってまいりました。
 いやもう、ここのところ18日までが長いです。
 特に17日はずっと明日のことばかり気になって上の空上の空。思わず別の駅まで乗っていってしまいました。急行止まらないんだよな……次の駅。
 で。期待通り、嬉しいことに

 始めの頁(目次というか前回までのストーリーを説明する頁のことです)から八雲さんで始まりましたっ!

 わーい。わーい。
 てかこの頁作っている方は誰なんですかっ!?
 『八俣ベストショット特集!』を組むなんて、素敵だ、最高だ、有難うっっ! 心の底から言葉と愛を電波に乗せて送りますっ。THANKS GIVINGっ!(感謝祭?)

 『今回は簡単な事件のあらましと、全国の女子が狂喜した(かもしれない)八俣のベストショット!?をまじえておさらいするぞ!』

 という一文に秒速20センチ(やや遅め)の速さで肯きまくりました。狂喜なんてものじゃないっすよ、驚喜のあまり兇器持って狂気に踊りまくりましたよ。若き乙女には刺激が強くて息荒くしっぱなし。不審者モードになりましたよ。
 ホント、先月号はマッ裸祭りでしたうえに八雲祭。嗚呼、幸せでした。これからもどんどん色んな人を着させて脱がしてくれますようお願いします。カミヨミは基本脱がないから脱がれると興奮します。
 ベストショットにつける一文も一々ツボをつかれましたが、何よりすごいのは3ショット目。

 目覚めたときには、鎖に繋がれていた八俣。
 そこには「獣」の影が…!?
 八俣の運命は!?

 AVの売り文句かよ。(笑)
 これだけ読むと『あら。鎖の拘束プレイで獣姦かぁ。濃いなー』とか思っちゃうでしょうが! カミヨミが別の漫画になってしまうでしょうが! (……いや、もしかしたらあたっているかもしれないんですけど)
 なにはともあれ、本当ご馳走様でした〜。


 *****

 って、本編読む前からテンションマックスな気持ちでウキウキしながら頁を捲り。

 一ヶ月ぶりの八雲裸。

 胸にじんと沁み込むこの感動。
 腹筋と胸筋の溝に踊る心。
 柱書きには『囚われの八俣(服なし)!』と書かれている貴方が好きです。愛してます。マッパ様……ああん……マッパ様……アリガタやアリガタや。
 ――――――とか拝んでいると、いきなり狼に食われそうになってました。でも拝んでいるうちに危機は案外あっさり去ってしまいました。まあオカマでマッチョでマッパでマッポだから、そんじょそこらの危機じゃ危機の方が立ち去るんですよ。やっぱり。
 あの獣、狼にしては大きすぎるような気がしますが、世にはウィードとかいう素敵な犬たちの物語もあるので適正な大きさなのかもしれません。ちなみにウィードの死亡率の激高さにはマジで引きます。
 それにしても気にかかるのは、次の八雲さんの台詞です。

「今の男の声は……
 ふ〜む……
 なんか結構ヤバいことになっちゃったわね…」

 おそらく八雲さんにはその声に聞き覚えがあるんでしょうね。しかも男か。うーむ、謎が深まるばかりです。女性だったらある程度限られたんですが。
 てか銀狼編は八雲裸とか天馬とか帝月とか瑠璃男とか文石さんとか炎とか真とかが気になって全っっ然謎解きできないんですけどっ!?
 まずそもそも謎が見えてないなぁ。ええと謎といえば、零武隊の隊員失踪事件とか? でもそれは大佐への反逆の線が捨て切れないし。あの籠に入っている死体っぽい女性も、生きているとか実はプレイとか死体風蝋人形とかそういうオチもありそうだし。…………ムムム。
 「あたしいつまで裸でいなきゃなんないの…」
という問いかけですが、『もうちょっと』と願ってます。いやもう、着てもいんですよ。いいんですけど……じっくり無料見したし……でも、でも、やっぱりもうちょっとみたいです。あと半年くらいは……(長っ)。
 あ、あ、あ、でも、八雲さんには風邪をひいて欲しくないのです無理はなさらないで下さいね。これでも一応警視総監なんだし……


「ほう。
 一晩拉致られて裸で放置された程度で風邪か。
 弱くなったなぁ〜。年だなぁ〜。あっはっはっは」
「…………帰れよ」
「ま。頭の悪い愚息の面倒を見てくれた礼だ。
 零武隊特製の良く効く薬を持ってきてやったぞ。明日には治るだろう」
「はいはいはいはい。
 帰れ。
 ……帰らないなら」
「なら?
 …………うわぁぁああああああっ!?」
「看病くらいしていけ。
 じゃ。お約束の人肌で暖めてもらいましょうか☆」
「ど、どこに手を入れてっ……っく……あぅ。
 止……止めろ……貴様、病気は……
 ……服は……止め……………っく……。
 や……くも…………止め、て、く、れ……」
「そう。素直は美徳よ。
 お前が大人しくしていれば、今夜は『抱き枕』で許してやる。まあ、これでも一応病人だからな」


 ―――前言撤回。
 風邪ひいてください。
 ひくまで裸でいて下さい。
 看病して逆に食われる大佐が見たいよぅ。そうだよ、大体、大佐がこの話持ってきたのですから、看病するまでが仕事だ。
 大佐が看病されるネタもいいんですが、嫌々看病する大佐も好きですっ。
 薬を口付けで飲ませろとか命令されたり、着替え手伝わされたり、抱き枕にされたり……氷嚢の中の水を代えようと持ち上げた途端八俣に転ばされて、悔しがりながら四つん這いで水を拭いたり……
 でもあまりに悪戯が過ぎてしまって疲れてしまい、八俣の熱が本気で高くなってしまうと、
「私はお前の治すために来たんだぞっ!
 この、痴れ者めっ」
って半泣き大佐にがすがす殴られながら寝込む羽目に陥るとか。
 なんだかんだで、幸せオチ。


 *****

 ええと、一晩目は色々あったみたいなので一覧してみました。
 何があったか気になる人間がてんこ盛り。


1.八俣氏
 マッパで狼とじゃれる。
 全世界三十兆人の乙女たちを大興奮させるベストショットが多数公開。
 凄いよ!

2.笠井の坊ちゃん
 八雲さんが怖くて鍵をかけて寝ていた。
 ―――ってあんた何をされたんですかっ。
 笠井さんは年齢的に範囲外と思っていたのに……。八雲さんは真性のショタコンだと信じていたのに……。

3.大石夫婦
 裸で殺し合い。
 いやー、まったく新婚さんは夜が激し過ぎるよ! てか本当に冗談抜きで激しいんですが。
 死んだことに関しては、死亡フラグばり3だったので特に驚きませんでした。うん、まあ、流石に深ヨミの苦手な私でもこのくらいは読めてましたとも。
 色々あるみたいですが、ヨミがわかりにくかったので何が起こったのでしょうか……。あの拳銃、八俣さんのなのかな? 二巻と見比べると結構似ているんですよね。
 八雲さんの銃だとすると、ちょっと時系列が気にかかりますが、それ以上にその後の八雲さんの処分が気になります。
「ごっめーん。休日に持ち出していた銃で殺人事件起きちゃった」
「そうかぁぁ―――んっっ!?」
あーあ、また副総監の胃が痛くなりそう……。



 それにしても、またヨミの新たな情報が加わりました。
 死んだばかりだと、御霊が死を受け容れられずにいるためヨミが見えにくくなるそうです。……じゃあ、日明大佐があの赤間ガ関編でツゲ婆さんにヨミを頼んだのは大丈夫だったのでしょうか……だってあれ死後一日以内なんじゃ……。

「この死体は何日目だ?」
「そーですねー。二日と十三時間くらいですかね。
 普通の死ならばまあいいんですけど」
「ちっ、また他殺か。
 腑抜きの処理をして三日は発酵させておけ」
「おやおや。ヨミをして一気に解決しないんですか?」
「たかだかこんな程度の事件解決のために菊理姫を疲れさせてどうするんだ?
 ふんっ。
 これ以上死人がでないように部下どもに死ぬ気で守らせれば十分だ。あいつらはこの手の任務でもさせておかないとすぐに腐るからな。
 それに、五日もすれば御霊も収まるだろう。
 ヨミはそれからだ」
「くくくく。お甘いですねぇ。
 …………ま、それが本当に姫のためになっているかどうかはわかりませんが」
大佐は絶対菊理に酷い御霊を見せないよう色々手を打っているでしょう。
 でも実はグロイ慣れしている菊理ちゃんは、
「今日もまた物足りないですわ。
 お兄様ばっかりずるい」
はふぅ。と溜息をこっそりついているのです。
 親子の愛、すれ違い。


4.天馬&帝月
 いや、この時代は結構駄目だと思うんですよ。

「僕も昨日は天馬のせいで寝不足だぞ」
「夜通し俺に嫌がらせしてたからだろっっ!」

 って聞いたら、
『ああこの二人一晩やったな』
と誤解すると思うんですよ。時代的に男同士に寛容なので。
 文石ちゃんが青ざめて唇震わせているので、
「なんで朝からこの人たち濃い会話を……」
とか思って顔色悪くしたんじゃないかと心配しました。


5.瑠璃男
 帝月に命令されて宿をくまなく探していた、らしいです。
 ―――って、じゃあなんであの一番怪しい秘湯の扉を探さないのっ、この子は。
 そこはスルーしちゃ駄目でしょ。隅々まで探そうよ。どう考えても八雲さんが入ってそうな場所じゃない。立入禁止って言われればそれこそあの悪徳警官が行きそうじゃないか。
 しかも次の日、「非常事態だ。申し訳ないが先に進ませていただこう」ってさらっと天馬は宣言して堂々と入ってるし。

 …………。
 ん?

 待てよ。
 大佐で慣れててそう思っていましたが、この場合オカシイのは天馬の方かもしれませんね。普通だったら家の人に案内頼むと思うし……。
 あ、そうか。もしかしたら、天馬も零武隊の調査でここにきているのかも。
 なんとなく天馬の態度が含みありげなのもこれで納得出来ます。
 最近の態度、飛天坊の魔王寺にあれだけ目を輝かせて『ひょっとしてもしかして万が一このお寺の方かもしれぬだろう!』と言っていた子とは思えないんです。


 にしても、改めて思いました。
 瑠璃男、あんたはなんて可愛い子なんだ。
 最近すっかり八雲さんの裸とか帝月のぷにょほっぺとかに目を奪われて忘れてましたが、やっぱり可愛いです。
「はぁ〜〜〜
 どこに行きよったんや あのオカマッポは」
「全く
 警察が捜索されてどないすんねん」
という1000萌ポイントな発言をさらっとかましていたり、
 ヨミで御霊が出ないときに
「な…
 なんやぁ〜〜…」
 って実はほっとしてたり。
 飛瑠璃好きだけど一瞬八瑠璃も素敵だと思いなおしました。
 いつ何かしでかすかわからないから、ホント、瑠璃男だけ別カメで撮っておいて欲しいです。瑠璃男用カメラとかあればいいのにっ! 勿体無い!


 *****

 やっぱり数ヶ月では終わらなかったのですが、実は銀狼編凄く好みなので終わらないでくれて嬉しい。次の零武隊編も楽しみだけど。
 遅くなってしまい申し訳ございません。
 そして、ここまで御付き合い下さりありがとうございました。


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