6月号感想


 ま、ま、ま、ま、ま、ま、ま、丸木戸パパんがっ!
 と、と、ととと、登場したよっ!?
 夢じゃないのっ!?(吐血)

 先月さらっと『今度は丸木戸パパと大佐と教授の絡みをお願いしますっ』とか言ってみた自分に吃驚だ。ていうか夢が現実になって逆に現実でその分不幸が増えたりしたら怖いなぁと半分信じてどきどきです。まあ個人的な不幸でどうこうなるんなら別にいいんですけどね。だって幸せだし。

 二度と日の目を見ないんじゃないかと思っていたパパンが登場しただけで天変地異の前触れじゃないかくらい嬉しいですが、そんなミラクルがなくっても今月号はほくほくでした。
 猪三郎も、大佐も、飛天も八雲も教授も三浦も福島爺さんも何気に活躍。
 通常のカミヨミの平均年齢がぐっと上昇して、オッサン臭たっぷりです。
 こうなると、PAPUWAと同じでオッサンワールド(と書いてパラダイスと読む)になるんじゃないか心配です。
 …………なんか今更誰も信じてくれないようですが、一応ショタ推奨人間なんですよ(強調)。これでも。

 どうでもいい性癖の告白はさておいて

*****

今月わかった事〜 見所〜

1.天狗の里からかえった本田の兄ちゃんは三浦さんだった。
 あれだけ引っ張った割りにはさらっとわかったのですが、別にいいです。気にしません。
 これ以上引っ張られたほうがストレスだし。
 実はこの部分が一番の今回の話の見所じゃないかとは思うんですけど、それよりおじいちゃんと孫のほのぼの会話とか丸木戸パパんの嫌味ったらしい口調とか、それを飛び越えて教授のラブさとか飛天と八雲の濃い睦言(違う)とかにもってかれました。
 腐女子ビジョンもここまで傾けばもう諦めるしかない。


2.三浦さんと福島中将はおじいちゃんと孫のような関係だった。
 もー。福島さんと楼さんにきゅんきゅんですよ。
 おじいちゃーん。
 あの人は若年性の禿でも許す。
 きっとみんなにおじいちゃんって言われていたに違いない。だから禿げたに違いない。
 三浦中将は遠征の度にお土産とか孫の手とかをまめに買っていたに違いない。五人も孫がいたからきっとおじいちゃんお土産多すぎて困ったに違いない。そのいくつかは雄山元帥とかと一緒に食べたんじゃないだろうか。
 白い恋人を食べながら、「孫が北海道に行きましてなぁ」「ふむ。やさしい孫をお持ちで羨ましい」とか。
 この癒しキャラめ。
 何が「ろうー」だ。可愛いじゃないか。


3.やっぱあやかし天馬とカミヨミ繋がっているんじゃないですか。
 あー。無理かなぁ、やっぱり……
 別にこんな展開を期待しているわけではないのですが、

 月輪の後継者=天馬 = 飛天側
 日輪の後継者=大佐 = 八雲側

 になって対立して血で血を争うような決闘になって、最終的には羅刹+帝月が全員をシメルとかそんな話もいいですね。
 見所はあれですよ。
 八雲さんの悩殺攻撃(美少年にのみ発動)とそれに対する大佐の容赦遠慮の全く無いツッコミ(もはや味方ではない)。
 飛天の酒癖の悪さに瑠璃男が辟易して逃亡したり、
 息子の弱さと不甲斐なさに敵である大佐がぶち切れたり、
 飲みすぎる飛天を慮って(嘘)八雲が寝室に入りこんだり、
 ……すみません。嘘です。
 まあ繋がっているといいなぁ、と思う今日この頃です。


4.天馬が意外と生意気だ。
 「親が苦手な気持ちは非常によくわかりますが」

 の発言に驚きました、素で。
 天馬って、誠実で、優しくて、自由奔放かつ無謀な母親を優しく包んで認めているようなイメージがあったのですが、幻想だったようです。
 ま、ま、まさか、大佐の目の前であんなことを言うなんてっ!
 そんなヒドイこと言う子だったなんてっ!
 丸木戸パパと一緒にされたら大佐的に立つ瀬がないよ。丸木戸パパは息子への嫌がらせに命をかけているけれど、大佐は素でやっているんだよっ。ワザとじゃなくて無意識なんだよ。丸木戸パパは良いパパになる事はできるけれど、大佐はどう足掻いても良い親にはなれないんだよっ。
 大佐が可哀想だよ。同情してやれよ息子として。
 愛が違うよ、愛が!
 ……といろいろと大佐をフォローする言葉を考えてみたんですが、なんとなく貶める一方になってしまったのでここら辺で打ち切り。
 まあ、反抗期ですかね。


5.教授のラブリーさを再確認。
 だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!
 もう、可愛い顔ばかりするなぁぁっ。(バンッ)

 大の男が、パパの話が出るだけで噴出して、
 パパに会いに行けといわれてため息ついて、
 十四の子供達に慰められて、
 上司の命令に対して「ぐぅ〜〜〜〜」と唸って、

 そして最終ページのあのコマっ! なんだあれはっ!

 これは何ですか。パパの祟りですか。丸木戸家の陰謀ですか。龍彦の可愛いポーズ写真集になってたよ、最後の方。たっちゃんの成長記録は身内だけで作れよ(と思うのはあくまで非常に個人的な穿った感想だからです。普通のストーリになってます。はいすみません)。
 と。それはさておいて、

「父さん……」

 の一言、言いましたね(ニヤリ)。くくくく、たっちゃんは素直じゃないなぁ。
 おねだりする前に言うんでしょうか。
 教授も、父の日にプレゼントとかするのかなぁ……。
 まあ嫌がらせ以外のなんでもない物しかプレゼントしなさそうですが。

*****

今月の突っ込みどころ(たんにあげ足取りのようなものです)

156頁(表紙から2頁目)
 ほら、八雲さんがさっさと福島さん捕まえないから〜
 おじいちゃんが逃げちゃったじゃないか。
 八雲さんって、人間としてはちょっと一線越えているけれど、どーにも警視総監としては穴が大きすぎるような気が……
 まあ……八俣さんはいるだけで犯罪が起きるほどの、

 美しさは罪な人だからいいのです。

 ……ん? んんん? やっぱ警視総監としては失格か。それは。


157(3)
 飛天が素手で殴って扉が開かないのに微妙に納得しなかったのはさておいて、

 八俣さん絶対拳銃で飛天狙ってたヨ。

「おい。てめえ、今俺狙いやがったな……」
「あーら何のことー?
 扉があいたから細かいことは気にしない気にしない」
「んだとこの猥褻変態公務員っ!?
 訴えるぞっ!」
「冗談じゃないわよっ。いくら帝都だって、猿モドキが訴訟起こせるわけないでしょっ!」
「誰が猿モドキこらぁっ」
「オッサン同士の加齢臭たっぷりの争いはいいから急げや」
 ……とか一悶着があったからおじいちゃんを取り逃がしたんですよ。

158(4)
「……糸?」
「罠だ!
 うかつに通ると体を千切られるぞ」
 目の前のマッチョにそれは杞憂です。
 どう見ても杞憂ですから。
 というか少し切って献血に出してもいいよ。日本の一割くらいにオカマが増えそうだ。


169(15)
 誰がどうみても、貴方はおじさんです。
 子供相手に見栄を張るな。
 鏡見なさい。
 髭そりなさい。
 そして、年齢は諦めなさい。時は遡らないの。我侭言わないの。
 

173(19)
 「ほんまむかつくわー!
 そらあの髪の長いおっさんやったら廊下でぶつかった時、俺らが愛宕山行くの聞いてたしなー」
 って瑠璃男君が言ってますけど☆

 ―――ばらしたのお前だろうがぁぁっ!

 廊下ででかでかと「茨城の愛宕山麓いうのは温泉あるんか?」
 ってわざと言っただろうがっ。
 他のお子様は任務の秘密厳守を守っているんだよ。
 お前が悪いんだよ。
 反省しろ。反省しろぉぉっ。
 きっと、天馬の

「俺達の行動は敵に筒抜けだったというわけだ…」

 の台詞の後には
「というか全部お前のせいじゃないか、瑠璃男。
 帝月が危険な状態になったのも全部はお前のせいか。
 侍らしく切腹するか普通に自決するか選べよ。直ぐに」 
 とか続いているんだろう。天馬鬼畜説GO!

*****

来月のお楽しみ〜

1.来月パパんの餌食になるのは何人だろうか。
 この流れでいくと、来月は初っ端からパパが登場。
 ということは。

 胎盤を調合したパパお手製のクッキーと紅茶を誰が飲むのか!?

 あの気合の入った嫌がらせ大好き☆
 教授が飲んだら嬉しいんですけれど、きっと教授は天馬あたりに押し付けるに違いない。


2.楼さんとおじいちゃんのほのぼのストーリー。
 「ほら。そんな塩っぽいものばかり食べていたら体に悪いですよ。
 御醤油かけすぎないで下さい、和尚様」
「そう、けちけち言うな。楼」
「駄目です。
 和尚様が長生きして下さることこそ、私の望みなんですから」
「……ほっほっほ。楼には敵わんのぉ」
 ……あれ?
 カミヨミがもはや別なストーリー?

3.天馬&八雲の温泉旅行
 18禁の壁を越え、少年誌としてはいってはならないところまでお願いしますっ(何を願っている)。
 ……というか、カミヨミで温泉旅行ネタという時点で「はらりもあるよ」とかなんて可愛いレベルですむわけがないんだよな……。
 
*****

 普段にも増して意味のない感想で申し訳ございません。
 ここまでお付き合い下さった方、本当にありがとうございました。


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