可愛い生き物がまた登場していた上に、少し早めにGFを購入することができてとても嬉しかったので感想を書いてみます。無駄に長いですが、お付き合いいただければ幸いです。あまりに嬉しかったので、作品の暗く物悲しい雰囲気とはまったく関係なく無駄にテンションが高くなっております。 まず今の気持ちを一言で言い表すならば、「まさか、まさかまさかまさか彼が登場するとはっ! 一発使い捨てキャラじゃなかったのね! ひゃっほ〜い」です。ひゃっほ〜いの時に両手を上に上げて太陽にかざしています。 猪三郎だって一回しか出てないのに(しかも今どこにいるのかすらわからない)、思い出の中の死者が二週にわたってでるなんて誰が予想しますか。 ありがとう、GFっ! 今度は丸木戸パパと大佐と教授の絡みをお願いしますっ。あ、別に零武隊の「わくわくクッキング」とかでもいいです(図々しい)。 二回出演している時点で零武隊の数人よりも出演率が高いということは……いつのまにか登場人物紹介に載ったりすることもあるってことですよね!(絶対ない) わーい。 てなわけで可愛い瑠璃男パパが登場してくれて嬉しかったのですが――― それは後の楽しみに置いておいて。 まずは、『源氏一家大集合』から。 前々から薄々気づいてはいたんですが…… なんちゅう美形一族ですか、あれは。 揃って見ると壮観だヨ。義経もええし、義高も素敵。瑠璃男の受けっぷりはいわずもがな。よくもまあ千年もったなぁ……力がなければとっくに売られてると思うんですが。教科書の日明貿易とかの輸出品の品目の中にこっそり「源氏一家」とかあるんじゃないの。なにはともあれ、国外流出しなくて良かったネ☆ まあ、だから、時折瑠璃男母みたいな極Sが生まれるんでしょうね(断定)。世の中うまくできているってよく言うので。 それで。今回、個人的に最大に気に入ったのは、義経さんです。義経はあまり歴史的に好きなキャラではなくて、義経記というゲーム(CV 攻殻機動隊の素子)をやったらすごい攻キャラにしか見えてなくて、自分の中ではさほど順位の高いキャラではなかったのですが…… 片目傷の美形 義高さんの 「父上」 一言から、脳に組み込まれている不思議ゾーンに一気に電流が流れて、そのまま転がり落ちるように引き込まれました。 う〜〜〜。や〜ら〜れ〜た〜。 予想してなかったから余計にダメージが大きかった。 息子や娘に迷惑をかける傍若無人な我侭っ子な親、どツボなんです。口は悪いけれど淋しがり屋なパパ好きなんです。ツンデレパパ万歳(たまごのきみ。に登場していた方もばっちり範疇) 鬼化しているシーンですが、 「い……嫌だ… また あの 仄暗い 地の底を 独り漂うのか……」 なんて聞いたら、一人で ダメージ 8000 (ライフポイント=100)ですよ(意味不明)。 もう、可愛いじゃないですか。いっそ飛天とつきあっちゃえよ。飛天呪っちゃえよ。 そんな、嫌だとか言うな喘ぐな可愛いから。 「兄上に、愛していただけたのに」って可愛いことを大声で言うな。 襲いたくなるから(アレ?)。 それでいて子持ちかよ。 父親の駄目ぷっりに義高吃驚だよ。 いやな親戚増えちゃった……くらいに思われていること間違いなし。でもきっと気のいい義高さんはそんなことはかけらも言わないで父親の我侭に付き合ってあげるんでしょう。親子愛っていいなー 最後にかっこよくきめて、 「後は頼んだぞ」 とかいってたけど、どーせ義経のことだから、毎年お彼岸とか瑠璃男のところまできて迷惑かけまくるんだろうなー。 「瑠璃男っ。また初代がこちらに来たみたいだ。申し訳ないっ」 「またかッ!? ええかげんにせいやっ」 「飛天、遊びに来たぞー。花見をしよう」 「もう桜は終わりやっ。今は夏やで、とっとと帰れぇぇぇ」 「あ。義経殿」 「おお天馬殿。どうだ、一本手合わせといかないか。うちの子孫は頭が固くてかなわん」 「それは良い思いつきですね」 ……………………可愛いから許す。 というか、黄泉国ってあんな素敵な人たちが一緒に住んでいるんですか。パラダイスじゃないですか、それって。 ええと。さて、本命の瑠璃男パパさんについてです。 「剣の試合で負けた女と添うことなどできるかっ!!」 ……爆笑。 駄目だっ。本当に駄目だっ。 どこまで人の寿命と萌ライフを縮めるんだこの可愛いキャラはっ。 可愛いよっ。そんなこと大声で叫んでいる貴方が可愛いー。 言ってて恥ずかしくないのか!? いや、きっと、とっても恥ずかしいのに敢えて言わされたんだ。絶対言わされたんだ。 あの鬼畜ママならそのくらいのことする。絶対する。 むしろ一度言わせて、「よく聞こえなかったので、もう一度大声でお願いしますわ」てなかんじで毎日言わせたはずだ。もはやいじめだ。 素朴な疑問として、どうやって瑠璃男を生ませたのでしょうね……。個人的には、瑠璃男母に寝込みを襲われたに10000点賭けたいのですが。 えー。徹底して負けたんだと思いますよ。剣の試合。 道場主として、いや、人間としてのプライドが微塵に打ち砕かれるほどに。 瑠璃男母は己の辞書に手加減という言葉は初めから存在しない、真性Sなので。 ぼこぼこにして、鼻血たらして、意識失わせて、足腰立てなくなったところを踏みつけて「……この程度で終わりになるなんて、思わないほうが宜しくてよ」(脳内京都弁翻訳でお願いします)と見下す視線で言って、道場の隅で青褪めて丸く震えるパパを素手でさらにぼこる。で、次の日目が覚めたとき、↑のシーンに続くわけです。彼女の場合、途中から剣の試合じゃありません(笑)。 そして止めの止めに――― 「お許しください! もう二度と剣は振らないからいかないでっつ」 出た。鬼畜発言っ。 プライドの最後の最後をぐしゃって潰すような。 ここまでいわれたら、道場経営はそりゃあ出来ないわ。 鬼畜最高! 「今思たら俺の剣の稽古は母上がおらへんところでしとったし…… ものすごう遠慮してたわ…」 ……ってこれ、パパが母から逃げていたという証拠だと思っているんですけれど…… 幼い瑠璃男の目にはパパだけが悪者に映っていたんですね(違う)。 まあ相馬さん家以外にもいろいろ素敵なことがありまして。 天馬、強いです。さすが日明家の息子。立派。殊勝。見事。豪勢。壮大。雄大。雄渾。天晴。感嘆。感心。感服。敬服。 漫画にこんな考察をするのはナンセンスですが、ナンセンスを突き詰めた空想科学読本などもあるのでまあ軽く聞き流してやってください。だって凄かったんですから! 神剣草薙ノ剣は太刀の一種だと思うので、とにかく重いはず。それを片手で振るっていうはそれだけで相当の鍛錬が必要。 さらにあの巨体ですよ。義経さんの御霊。目分量ですが帝月ぼっちゃまの四倍くらいはあるでしょうか。ぼっちゃんが150cmだとしたら約6メートル。でかっ! それを、跳躍の勢いのみで薙ぎ払うとなると、どれだけの圧力が手首にかかっているのやら……。 ヒヒイロカネの炎(かわかりませんが)で切れ味に関しては圧力かからないとか特別の属性があるのか、それとも天馬の跳躍力が異常にあるのか。確かにヨミの糸で繋がれて腕自体は強化されているようですが、連結部(肩またはその周辺)は人間と同じわけですから、この場合そこに加重がかかるはずなので凄い力になるはず。肩が無事ということは、やはり切れ味が凄いのか…… 今回の一番の見所ですが――― 帝月さんの本気のヨミが登場しました。 本気っぷりは赤間関編以上で、迫力十二分。 鎖ああやってつかむのね……うーん男前。実際、天馬と『瑠璃男』(強調)がいなければ彼って最強なんじゃないでしょうか。一人でカミヨミやったら凄いうまく事件解決できそうですね。 そのヨミに対する八雲さんと飛天さんも男前。 なんか二人怪しいです。 ただの警視総監と山人設定では納得いきません。 二人の関係は、初めは別れた夫婦設定からいきましょう。それからゆっくりと縒りを戻して……………………え? 駄目? 零武隊が登場しないけれど、まあいいんです。 だって今頃、第三師団に押し付ける請求書の捏造に忙しいんですよ。鞍馬まで来る時間ないんですよ。だから気球貸しちゃったんですよ。 だからいいんです。 まあ請求書捏造は現朗中心にこんな感じでお願いします。 「毒丸っ。天井の雨漏りの領収書は使えんぞ、他のにしろっ」 「えー。 じゃあ俺の飲食費の領収書はー。 若い女の子と飲みまくったの不思議な店で☆ 料金もめっちゃ不思議金額だったから、思わず店内破壊しちゃった☆ てへ」 「鉄男、これらの店の位置と内容を確認してくれ。 軍人としてふさわしくないような生活態度の証拠となったら、毒丸に監視をつけろ」 「は」 「うわぁぁぁっ。て、鉄男には見せるなんて卑怯だよっ! ひきょうものぉぉぉぉ―――」 「む。逃げた」 「……追いついたらしっかり叱っておいてくれ」 「……なあ、炎。この領収書は大丈夫だと思うか?」 「大佐も領収書ですか。 どれどれ、お菓子で三円……なかなか高級菓子ですね」 「中将たちのお菓子代といえば、下りそうな気がするのだがな。 おや? お前も領収書を持っているな」 「ええ。軍艦模型新型です。十二円。 中将たちが軍艦模型作りたがったから買って来たといえば、うまく請求できそうかと思いまして」 「成る程な」 「―――できるわけないだろう」 ざくざく。 ―――真によって、新たに持ち込まれる無駄な空領収書は少し減った。 零武隊の平和と理性と常識を守るため、がんばれ、真。 地球は君を待っている! ぜんぜん関係ありませんが、近頃ナレーターにはまっています。理由は戦隊モノ+アカギ+CSIマイアミ。特にアカギは面白かった。一度見ると頭に残って時折降臨しましたとも。 零武隊で戦隊モノやりたいです。時間と筆力があればなぁ(苦笑) 大佐の白と炎の黒のタイツは決定事項。 そして激はピンクですよ! 魔法少女みたいなお色気ショットをつくるためにイエロー(現朗)がひたすら画策しまくります。もはや彼は敵。「ネコミミ怪獣」とか作ってピンク一人だけを戦闘に向かわせたり。 勿論零武隊の人間どもですから、帝都を守るのには命をかけますが地球の平和を守るようなことはできないので(そもそも平和を守るということからかけ離れた生物なので)、誘拐事件(八俣さんが指揮をとっている)にちょっかいだしにいって、いろいろ迷惑かけながら解決とかいうご近所規模のお話でいいと思うんですが。 なんだか心行くまで己の妄想を書き記せて魂が抜けました。 扉の花がわからないので、カミヨミデータベースが楽しみです。 ここまでお付き合い下さった方、本当にありがとうございました。 |